Prologue...

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リビングにつく まだ朝が早いため少し暗いが朝食作りを始める 葵様は朝が早いことが多く私もそれに合わせで起きている 「本日の朝食は何になさいますか?」 返事はだいたいわかっているが、毎日の恒例、聞いてみた 「きゅうり!!」 「生ですか?」 「白味噌つけて食べたら美味しいよ!」 流石に紅茶ときゅうりは合わないだろうと思い、自分は諦めた。 生のわけ、ないですよね。 思わず心の中でそう呟けば笑みがこぼれる でも、あまり食べ過ぎると河童とかいう妖怪になってしまいますわ。 「私はスコーンをいただきますね」 今から作っていては時間がかかるため昨日買っておいたスコーンを暖め苺のジャムを塗る そういえば、苺と名がある姉妹が居たかしら。 お父様から聞いたことがあるわ。 とりあえず、そのことは後にし、葵様も準備が出来たようなので品を机に運ぶ 本日の朝食の紅茶はイングリッシュブレイクファースト 愛用のロイヤルクラウンダービー社 マリーアントワネットの特注ドールサイズ用ティーセットを用意すればそれも運ぶ 私たちの朝は始まったばかり 葵様、1日の始まりですよ。
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