沖神

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「…で?みんなこの『地底界』とかいうとこに行く気あるんですか?」 「何聞いてるアルか新八!!みんな行くに決まってるアル!」 神楽が期待した目をこちらに向けてきた。 「…まぁ、赤信号もみんなで渡れば怖くないらしいからいいんじゃね?」 「いや、地底界は信号ないですから」 「俺はそんな暇じゃないから行かねぇ」 「土方と沖田、2人行きまさァ」 「今行かないって言ったばっかだろ!!」 実際、神楽と2人っきりだって良かった。 ―でも。 隣に座っている瞳孔開きっぱの副長を一瞥する。 ―この人にはばれたくないんでさァ。 変に細工されちゃ困るんでね… コイツばっかりは誰にも譲れない。 真正面から堂々と手に入れたい。 前に立つチャイナ娘… ―待っててくだせェ、絶対振り向かせてみせまさァ。
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