333人が本棚に入れています
本棚に追加
「…で?みんなこの『地底界』とかいうとこに行く気あるんですか?」
「何聞いてるアルか新八!!みんな行くに決まってるアル!」
神楽が期待した目をこちらに向けてきた。
「…まぁ、赤信号もみんなで渡れば怖くないらしいからいいんじゃね?」
「いや、地底界は信号ないですから」
「俺はそんな暇じゃないから行かねぇ」
「土方と沖田、2人行きまさァ」
「今行かないって言ったばっかだろ!!」
実際、神楽と2人っきりだって良かった。
―でも。
隣に座っている瞳孔開きっぱの副長を一瞥する。
―この人にはばれたくないんでさァ。
変に細工されちゃ困るんでね…
コイツばっかりは誰にも譲れない。
真正面から堂々と手に入れたい。
前に立つチャイナ娘…
―待っててくだせェ、絶対振り向かせてみせまさァ。
最初のコメントを投稿しよう!