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そして翌日
僕はいつも通りに、教室のドアを開けた
するとクラスの連中の視線が僕に集中する
なんだ………?
この雰囲気………
そのまま席に着くと、一柳杏子が話しかけてきた
「聞いたわよ昨日の事、あんた凄いのね……以外」
「昨日の事?なんかしたか?」
「またまたそんな事言って………検定試験の事よ」
ああ……それか
何のことかようやく理解した
「別に凄い事でもないんじゃね?」
「はぁ………」
杏子は深いため息をつく
「あんたはあの『氷帝』と互角に戦ったのよ?凄くないわけないじゃない!」
『氷帝』………
奴神吹雪のことか………
「今、学園その話で持ちきり。1年にLEVEL9が現れたって………」
また僕は変な事に巻き込まれるフラグを立ててしまったのか………
なんか嫌な予感がしてきた
穴があれば入りたい
果てしなくそう思う僕だった
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