予習講座 其の零

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高坂学園は、超能力や魔法や錬金術など様々な分野で偉人を社会に送り出してきた いわば名門校である そんな所に元々進学するはずのなかった僕なのだが 例によって学園側からの歓迎によって(半ば強制的ではあったが……)見事に合格したわけである 義務教育で培ってきた、各能力をさらに発展かつ向上させるのがこの学園の目的らしかった つまり、ある一定基準以上の学力と能力が必要とされる まぁ、名門校ならそれぐらいないと駄目なのは小学生でも理解できると思われる ちなみに僕に家族は中学生の妹がいるだけで両親はいない 僕が巻き込まれた事件でしんでしまった…… というのは真っ赤な嘘で、勝手な親だから自分たちの事で頭がいっぱいで僕や妹に目がいかないのだ 実際には妹とも別々に暮らしている 僕は学園が用意してくれた学生寮で暮らしてるのだ 寮といっても1Rでめちゃめちゃ狭い 学園はでかいくせに寮は果てしなく小さい けちだよなぁ……… 長々とくだらない解説が終わった所で(実際僕が簡単にまとめればよかったのだが) 入学式の日がやってきたわけで………
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