ふたたび駅

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夜のとばりが降り、この駅から最終の列車が出て行った 彼女は足を引きずる様にして、この場所から離れて行った 彼女に掛ける言葉などない そんな台詞、わたしには持ち合わせてなどいなかった 明日こそ、彼女の待ち人に会いたいものね わたしは明日で、この駅を去るのだから
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