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私の前を、振り返る事を忘れた様な仕草でホームへと昇って行った人達は、この街を数時間離れるために列車へと雪崩れ込んだ事だろう 次の列車も、そう時間を開けずにやって来る 後、一時間程はこの駅の喧騒は途絶えない 私は行き交うその人達に、笑顔を絶やさず働いている ひと月だけの契約で
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