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彼女は目の前の僕を素通りして台所に向かった。 今は彼女の視界に入るであろう台所の隅に佇んでいるが、彼女の脳は私の存在を否定している。 誰かいるの?そう口にした。 僕はここにいるよと応えたが彼女は首を傾げるばかりだった。
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