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まさかの二日連続での悪夢。
今までも、何度もあの暗闇の世界に迷い込んだ。
だけど二日連続というのは始めてだ。
暗闇の世界で僕は工夫もなく一つの行動しかとれない。
手探りで周囲を確認し進む。
臭いも音もない色もない世界。
周りに何もないと解ってても、完全な暗闇のなかでは手探りしてしまう。
強烈な恐怖が体を支配する。
それでも自分が昨日と同じ行為を行うのは、昨日と同じ行為をしなければ現実に帰れなくなりそうで怖かったからだ。
そして、僕はいつものように奈落に堕ちた。
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