神様からの贈り物

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僕はベッドで目が醒めた。 習慣的に、時計を見る。 午前2時、窓の外は真っ暗だった。 だけど、久しぶりの夢心地の良さに、僕の気持ちは少し弾んでいた。 あんな綺麗な黒髪の女神に助けて貰えたからだ。 「綺麗だったな」 「あたしのことでしょ、いやーそれ程でもないけど」 部屋に反響するはずの僕の無意識の呟きに誰かが答えた。 僕が声のした方、つまり僕の後ろを振り返るとあのセーラー服の女の子がいた。
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