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「(...この辺って、確か関係者以外立ち入り禁止の場所だよね?//)」
希は、見慣れない場所をキョロキョロとしながら歩いていた。
しばらく歩くと、明らかに出演者が待機している楽屋のような部屋の前でスタッフが足を止めた。
「あなたをお呼びの方は、この部屋にいらっしゃいます。」
ドアの横に貼られている紙の字を見てみると...
[V6・坂本昌行様]
「(...Σ///まっ//まぁくん⁉⁉//)」
希の心臓は、今にも口から出そうなほどに跳ねた。
大好きな人がこの部屋にいると言うのだから無理もない。
「あっ//あの..//これって..」
「坂本さんがコンサート中に見た女の子と少しだけでも話したいとおっしゃっていたので..」
「その女の子が私なんですか⁉//」
「はい✨」
その言葉を聞いた希の体は、すっかり火照っていた。
「坂本さ~ん✨おっしゃっていた女の子をお連れしました✨」
「どうぞ」
ドア越しに聞こえた愛する人の声...
ガチャッ
スタッフは、ドアを開けて希を中に入れると去っていった。
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