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ちらっとあの娘を見てみる。
いつも一緒にいる女子と楽しそうに笑ってる。
かわいいな…
「どーすんだよ!?もう二学期だぜ?」
人がせっかく和んでいるのに、現実をつきつけられた。
「……頑張って話す所から…」
「はぁ…それ何回目!?」
「う…」
俺とあの娘との会話の回数は、二、三回。
しかも業務的な会話ばかり。
目の前にあの娘がいると、どうしても自然に会話ができない。
他の女子ならなんともないのに……
そっか…意識してるからな…
「誰だよ。コイツの事軽いって言いだした奴」
呆れた様に笑う拓也に、心の中で頷いた。
もう一度あの娘をチラ見。
斉藤結香。
緩くパーマの当てられたロングヘアーが良く似合う。
少し天然で明るい娘。
俺はそんな娘に、現在夢中。
、
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