第二章

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「南さん、南さんからコメをもらえるなんて…!けど南さんの髪型の方がもっと素敵ですよ!ww」 彼女の僕に対する返答はこんな感じだった。 当時の僕のアバターの髪型はもこもこ膨らむアフロヘアーだった。 まだ出たばっかりの髪型で、かなり異色だったので、僕以外に付けている人はほとんど見かけなかった。 僕は彼女が自分の事を思っていた以上に知ってくれていたのが嬉しくて、 そのまま彼女のプロフに飛び、友希をしてみた。 なんだかこの人とは気が合いそうな気がする、くらいの気持ちだったんだけど。 けど、その日、彼女から友希の返事は返ってこなかった。
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