第一章

6/8
前へ
/38ページ
次へ
「そっかぁ、だからお前なんか元気無かったのか…」 話を聞いてなんだかテンションの下がる友人。 まぁ別れた理由も理由だし、聞いた人が胸糞悪くなる話なのは、仕方ないかもしれない。 これでも、かなりオブラートに包んで話したつもりなんだが。 「はい!おまちどー様ー!」 僕らの席に枝豆、豚トロの炒めもの、明太子とチキンのパスタが置かれた。 「はは、ごめん暗い話して、まぁ食おうぜ。」 「そだな、嫌な事は美味いもん食って美味い酒飲んで忘れんのが1番だわ!」 僕の言葉に友人が答える。 僕らは空腹から、目の前の料理に思いきりがっついた。 数十分後、目の前の料理が空になった所で、友人が切り出した。 「なぁ、モバゲーって知ってる?」
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加