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「…そういえば…なんでルノワースに対して攻撃しろなんて命令が出たのかしらね」
リカの問いに二人は首をかしげる。
「リカ姉は攻撃してもいいと思ってる?」
ネティはリカの顔を覗き込みながら質問した。
「思うわけないじゃない…」
静かにこたえるリカにエレンは
「そっか…リカの出身って…」
「え…? まさか…ルノワース…?」
ネティがハッとした顔でリカの顔を見る。
「そうよ…。アタシの出身はルノワース…。それに…あの国にはまだ弟と妹がいるから…尚更…ね…」
暗く沈んだ顔でリカは答えた。
「ご家族はお元気?」
「えぇ…昨日も手紙がとどいたわ」
エレンの問いに少し明るくなった。
「ゼノがサラと毎日ケンカして…なんか大変らしいわ」
楽しそうな家族の話に一時話が盛り上がっていた少女たちだった。
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