第零章(上)
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日もだいぶ傾いてきたころ 「…そろそろ行きましょうか」 エレンの言葉に二人は頷いた。 「明日…なんだね…」 ネティが珍しく不安な顔をした。 「あら…ネティでもそんな顔するのね」 エレンが意地悪っぽく言った。 「するよぉ~…」 ネティは半泣きともいえる声で言った。 頭上を戦闘機が翔んでいく…。 飛行機雲がうっすらと残る空を見上げ、少女たちは何を思うのか……。
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