第一章

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「どうしたの?市くん?」 「うるせえ!ほら!パフェ食べに行くぞ!」 想平は乱暴に靴を履いて、自転車置場に走った。 「変なのー」 想平は自転車にまたがると、日和に手を差し出した。 「鞄」 「持ってくれるの?」 「おう。水嶋はガキだから体力ねえだろ?」 「市くん一言多いよ!」 いつものやり取りをしながら、つい最近新しくオープンした喫茶店の前で自転車を止めた。
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