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「ひーっより♪」
「優(ゆう)ちゃん…」
日和が廊下でうつむいている姿を見て、親友の荒木優(あらきゆう)が声をかけてきた。
「どうした?元気ないじゃん」
「自分でもよくわかんない…ねえ、優ちゃんは元彼とのプリクラ捨てちゃう派?」
日和から予想外の質問をされたため、優は吹き出してしまった。
「ええ!?何その質問!日和がそんなこと聞いてくるなんて、どういう風の吹き回し?」
「実はね……」
日和は優に想平のことを話した。
「いきなり元気なくなっちゃったっていうか、機嫌悪くなっちゃって…どうしたらいいのかわかんなくなって逃げてきたの」
「あー…それってたぶんあれじゃない?椿山愛(つばきやまあい)って子のこと!」
「椿山愛?」
日和は首を傾げた。
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