一章 陥落

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三体は残骸と化したモニュメントの上に立ち、翼をもった者が名乗りをあげる。 「我等は龍帝!この世界を破壊する者!!」 ざわめいていた民衆たちは、その声明に押し黙ってしまった。 「言っておくけど…あなた達に勝ち目はないわ。」 静寂の中残りの二体が戻ってきて女性の声が響き渡り、そして何かが民衆に投げ込まれた 「王だ!フェイラス王の首だぁ!!」 それを聞いた民衆は一斉にパニックに陥った。 逃げようとする者、ショックで呆然とする者、泣き叫ぶ者…その光景に龍帝たちはせせら笑っていた。 「あとは雑魚のみね。」 龍帝たちは五方に別れて破壊のかぎりを尽くしていった。
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