あなたの影

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「なぁ、勇人。」 「何?晴翔。」 夕日は、眩しい。 僕には、 眩しすぎる。 「昔さぁ、よくこの公園で影踏みしたよな。」 「そういえばそうだね。」 懐かしいなって言って 晴翔はブランコを思いっきり高くこいだ。 僕はキラキラ光る晴翔を 見た。 眩し、かった。 胸が、騒いだ。 「2人じゃ影踏みつまんねーよな。」 「そうだね。」 「風さみーな。」 「帰ろっか。」 「そうだな。」
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