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『あ、天音先輩今日は何をしますか?』
天音『ん~先の予定もないし今日はお喋りしながら過ごそうか』
『それじゃお菓子も用意しましょうよ』
陽『ならついでに久しぶりにクッキー焼こうか』
『本当ですか?』
陽『あぁ』
天音『それじゃ私も手伝うよ陽君』
陽『いや他の女子と喋ってたほうがいいだろ?』
天音『ぶぅ~』
『いいじゃないですか"陽先輩"の手作りですよ』
おいおい何だよその含みある言い方は…
天音『わかったよ…』
んじゃ作りますか
俺は奥の小部屋で作ることにした
陽『甘さ別に焼いてみるか…ん?』
何やら女子達の会話が聞こえる…
『ねぇ天音先輩はかっこいいと思いませんか?陽先輩のこと』
『そうですようちの部活で唯一の男子部員なんですよ』
ガタン!
なんてこと聞きやがる
手元が狂って危うくこぼしちまうとこだった
陽『だが気になるのが俺の性だ』
天音『私も思うよ陽君はかっこいいって』
『じゃぁなんで付き合わないんですか?陽先輩はたまに天音先輩にアピールしてるのが周りにわかるほどしてるのに』
あぁ…それは出来れば言わないで欲しい
天音『ふぇ!?そうなの?』
『『……』』
チーン!
クッキーが焼き上がった音
今の俺はとても虚しい気分だ
そのあとクッキーを持って行ったら女子部員に頑張って下さいと言われてしまった
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