第1章:新たな日々

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『あ、天音先輩今日は何をしますか?』 天音『ん~先の予定もないし今日はお喋りしながら過ごそうか』 『それじゃお菓子も用意しましょうよ』 陽『ならついでに久しぶりにクッキー焼こうか』 『本当ですか?』 陽『あぁ』 天音『それじゃ私も手伝うよ陽君』 陽『いや他の女子と喋ってたほうがいいだろ?』 天音『ぶぅ~』 『いいじゃないですか"陽先輩"の手作りですよ』 おいおい何だよその含みある言い方は… 天音『わかったよ…』 んじゃ作りますか 俺は奥の小部屋で作ることにした 陽『甘さ別に焼いてみるか…ん?』 何やら女子達の会話が聞こえる… 『ねぇ天音先輩はかっこいいと思いませんか?陽先輩のこと』 『そうですようちの部活で唯一の男子部員なんですよ』 ガタン! なんてこと聞きやがる 手元が狂って危うくこぼしちまうとこだった 陽『だが気になるのが俺の性だ』 天音『私も思うよ陽君はかっこいいって』 『じゃぁなんで付き合わないんですか?陽先輩はたまに天音先輩にアピールしてるのが周りにわかるほどしてるのに』 あぁ…それは出来れば言わないで欲しい 天音『ふぇ!?そうなの?』 『『……』』 チーン! クッキーが焼き上がった音 今の俺はとても虚しい気分だ そのあとクッキーを持って行ったら女子部員に頑張って下さいと言われてしまった
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