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ラクス「新しい剣なんて どうやって手に入れるんだろうな…」
リューク「なんだ藪から棒に?」
ラクスは自分の剣をリュークに渡す、リュークはその刀身を見つめると暫く黙り込んだ。
リューク「………。」
2度3度と剣を傾け、眺めると小さくため息を吐いた。
リューク「いくら傭兵とはいえ得物には拘らなかったのか?」
ラクス「あぁ…何でもよかった、手短にある剣なら他人や相手のでも構わなかったよ」
ラクスは自分の剣を鞘に納めるとリュークに向き直った。
ラクス「なぁ、リューク」
リュークはラクスに声を掛けられると悟った様子で立ち上がった。
ラクスに向き直ると自分の大剣をラクスに向けた。
リューク「始めるか?」
ラクス「宜しく頼む…。」
二人は鍛練の為に隣の部屋に入った、クレアディーネの作った鍛練室は部屋の中とは思えないほどの空間が広がっていた。
リューク「ラクス、まずは軽めに切り結ぶか」
ラクス「おぅ」
スルスルと鞘を擦る音を響かせる
ラクスは小さく息を吐くとリュークに向かって瞳を開いた
ラクス「っ!!」
二人の剣がぶつかり合う甲高い音が響き渡った。
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