新しい春

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~放課後~ 「なんか、そら嬉しそうだよ?」 「ん?そう?」 だって嬉しいもん! ようやく陸話してくれたし。 昨日なんて、話してもひたすら無視というかあれは多分寝てたのだろう。 「隠さないでよ~」 「何にも隠してないって 私が美紀に隠すわけないじゃん?」 この子は私の親友の東条美紀。 高一からずっと友達 喧嘩なんかしたことない 「お・・・大谷さん!」 振り返ると、同じ制服着てる男子が立っていた。 「あの・・・俺ずっと大谷さんに一目惚れしてて・・・あの・・・僕と付き合ってくれませんか!?」 まただ・・・ 「ごめんなさい。いきなりそんなこと言われても・・」 苦しくなって私はその場から走り去った。 嫌だ・・・
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