新しい春

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今日から俺も高二になった。 そう思いながら、校門の前に榊原陸と言う男が立っていた。 「おい。君?君が榊原君かい?」 誰だ?このオッサン? 「えっと・・そうですが。」 一応敬語使えるって、俺偉いな。 「そうかそうか。私はこの学校の校長だ。とりあえず職員室にきたまえよ。」 ハッハッハと笑いながら歩いていった。 って、俺職員室とかわかんねぇし! だいたいいくとこ同じなら連れていけよ・・・ とりあえず人に聞くか。 「ねぇ。職員室どこかな?」 校門を通り過ぎた、女子高生に聞いた。 「ん?転校生? 私が連れていったあげる。」 「あぁ。ありがとう、助かるよ。」 俺はこの女の子についていった。 よかった・・・もう昔の俺はここにはいない。
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