第零話

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グリードは森の隅に隠れていた。 心器・死導刀は消し、自分の刀に払いきれず染み付いた血を見ていた。 『もう戻れない。 前に進むしかない。あの村にも何処にも。 ならば断罪の道をとろう。 そして・・』 グリードは刀を地面に突き刺した。 『弱き俺は此処で消えた。 非道な断罪者になる』 グリードは鞘を刀の傍らにおき、歩き始めた。 これが断罪者こと、グリードの誕生悲話。 そしてこれから断罪者として世界の悪を斬り、戦争をも止め、国には追われる存在に、民からは信頼される存在になる。
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