プロローグ

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「……痛ぇ」 殴られちゃいました、テヘ☆ …すみません、きもいですね、自重します。 でも何でマカロニグラタンが好きだと言ったら殴られたんだろ? 美雪はマカロニグラタンに恨みでもあるのだろうか? あのマカロニの触感とそれに絡まる濃厚なチーズにホワイトソース、それが見事にマッチしていて、とっても旨いのに… 俺はなんか納得がいかず、美雪に再度話しかけてみることにした。 「なあ、美雪」 「……な、何よ?」 殴ってからずっと俺からそっぽを向いていた美雪だったが、俺の真剣な雰囲気にゆっくりと振り向き、相変わらず眉を寄せながら恐る恐るそう聞いてくる。 マカロニグラタンは俺のジャスティス、嫌でも俺の顔と声帯は真剣になるのだ。 「俺は…マカロニグラタンが好きじゃいけないのか?これは罪なのか?」 「……」 なんでだろう?美雪の哀れむ目線が俺を容赦なく貫いてくるぜ。 俺はそんな変なことを言っただろうか? …しっかし、美雪は俺のことをただの屍にする気なのか? そんな美雪の視線に、思わず俺はあの某アニメのシーンを思い出しこう叫んだ。
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