昔実際体験した少し不思議な出来事。

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                              僕の小さい頃、家の隣に親戚のばあちゃんが住んでいました。                                僕が保育園の頃旦那さんを亡くし、養子がいるのですが結婚して東京に行ってしまっているので、家で一人暮らしをしていました。                                              我が強いばあちゃんで僕の両親とよく喧嘩をしていましたが、それでもお互いの家を行き来してそれなりに仲良く付き合っていたと思います。                                                *                                     僕が十八の頃、家族が引っ越す事になりました。                                      ・・・・・・とは言え車で十分位の場所ですが。                                         流石にばあちゃんを連れて行く訳にもいかず、それでもばあちゃんは口には出しませんでしたが寂しそうでした。                        引っ越してからもばあちゃんの家にはちょくちょく行っていました。                                            息子夫婦は全く顔を出さない人達で、やはり年寄りですから色々と助けのいる時もあったのと、寂しいのが少しでも紛れればいいかなと思ったんで・・・。                                           *                                                    ところが僕が二十五の時、ばあちゃんがガンになり入院してしまいました。                                         見舞いに行く度に弱っていくばあちゃんを見て、もっと早く気付いてあげればよかったと言う後悔と見舞いにも来ない息子夫婦に怒りを覚えました。
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