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「はぁ?何ですかそれ?」
ウサギ制度ねぇ
スッゴク嫌な予感しかしないなぁ
理事長は困惑している私の顔を見て更に楽しそうに笑うと話し始めた
「ウサギ制度ってのはね。この学園が造られたときからある制度なんだけど
好きな異性をパートナーに選ぶ事が出来るって言う制度なの。
ただしこれには条件があってね、成績によって優劣がつけられていてね、成績が高ければ高いほど有利なの。
だから申し込まれた方は相手より成績が悪かった場合拒否する権利は無いわ。
逆に相手より成績が高ければ拒否することが出来る権利があるわ。
成績は学園独自の学年毎で行われるテストによって決まるの。
そしてもし誰かのパートナーになった場合女子の方を昔からウサギって言うの。だからウサギ制度って言うのよ。あとその相手のパートナーとして色々なイベントに参加したり、専用の同じ部屋に住んだりするのよ。さっき寮の説明のときにいった例外はこれのことね。あ、因みに貴女の成績は今のところ全校で6位よ」
理事長は満面の笑みで話しを終えた
「へ、へぇー。そうなんですか」
理事長の発言に私の頭はすでにパンク状態になりながらなんとなく理解するように頑張った
なんか凄い制度なんだなぁ
まぁ私はそんなに可愛くないし告白された事もないし少しお金持ちでもここの生徒に比べたら全然大したことも無いだろし
たぶん無関係だよ。うん
一人で結論にたどり着いたところでようやく落ち着いた私の様子を見てか理事長はどこかに電話を掛けた
「あ、私だけど。話しが終わったからよろしくね」
電話を切ると理事長は私の方を向いた
「今、御厨に電話したから直ぐに来ると思うわ。寮の部屋は寮の管理人に聞いてね。あなたのクラスは1ーBだから明日の朝は職員室の八神(やがみ)先生の所へ行ってね」
「あ、わかりました。色々とありがとうございます」
理事長に頭を下げると良い感じに扉をノックする音が聞こえた
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