第1章

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「理事長。御厨です」 ドアの向こうから声が上がっただけで入っては来ないらしい 「あら。ちょうど良いわね。じゃあね。月見里さん」 「あ、失礼します」 理事長が手を降っているなか私はそそくさと理事長を出た 廊下には爽やかな笑顔を浮かべ御厨君が立っていて私が出てくるのをまっていた 「わざわざありがとう」 お礼を言った私に小さく笑うと 「いえいえ。じゃあ寮に行きましょう」 と言って歩きだした
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