第1章

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校舎の中は想像していた豪華なつくりでは無くシンプルに造られており機能性を重視してあった ただ… やっぱり見た目を裏切らないほど中は広かった 理事長室に着くまでに少し時間がかかった 「ここが理事長室です。中で理事長が待たれていますのでお入り下さい。僕がまたあとで迎えに来ます」 「ありがとうございます」 私がお礼を言うと御厨君はそのままどこかへいってしまった 一際大きな扉の前に残された私は一度深呼吸をしてから扉を軽くノックした 「どうぞ」 中から声が聞こえ恐る恐る扉を開けた 「失礼します」 部屋には中央に高級感漂うテーブルを挟むようにこれまた高級感漂う椅子が置かれておりその奥に机がありそこに綺麗な女の人が座っていた 「初めまして。本日からここでお世話になります月見里 凛です。ふつつかものですがよろしくお願いします」
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