第二章 ~鈴の過去~

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伸二「い…や…そんなの嫌だ!!」 伸二はそう言って台所に走って行った 鈴「……!?」 伸二は両手で、刃渡り30㎝はあるであろう包丁を持っていた 伸二「鈴を殺して…僕も…死ぬ」 伸二はそう言い終わった瞬間私に向かって走ってきた 鈴「-っ!!」 間一髪よけたが、右肩に刃が少しかすった 伸二「し…死ねぇー!!」 私は走ってきた伸二を突き飛ばした 伸二「ぐ…ぐはぁ!!」 伸二は血を口から吐き、ぴくりとも動かなくなった 鈴「シン!!」 私は伸二に駆け寄り、脈があるかたしかめた しかし脈はなかった お腹の辺りを見ると先の包丁が刺さっていた 伸二の顔は段々青ざめてきた 私は怖くなり伸二の家から飛び出した
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