倉庫代《この章あとづけ》

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さらに実は実は…恋を抜きにしてもその部屋に住む気は最初はありました。 いい機会だし、一人暮らししようって思ってました。 でもね。 その部屋を行き来するうちに。 恋に疲れ。 その部屋で泣いて泣いて泣く日々。 毎日泣いて目が腫れて泣きつかれて寝るか実家に帰るかの日々。 部屋に入るだけで絶望感でいっぱいになり、息苦しくなり。 一人で部屋に入るのさえ怖くなり。 いきなり。 《プツン…》 テレビが見ていないときに勝手に消えるようになり、壊れ。 息苦しさにプラスし、勝手に泣きそうになるまで拒絶反応が起きて。 部屋には行かなくなりました。 その拒絶反応は、部屋をひき払うまで続きました。 最後の掃除の時も心臓がバクバクしてました。
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