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「確かに興奮はする。ピンク色のブラや黒のブラが透けて最高なわけだ。おっとよだれが・・・」
僕はよだれをじゅるっと服の袖で拭く。
「バカだな。本当に大石は大バカ野郎だ。下着が透けてしまうことぐらい女子にだって分かっているはずだ。だから間違ったってこの季節には派手な色のブラなんて身につけてはこない。だがな大石、俺には作戦がある」
「なんだ作戦って?」
「人間にはこだわりというものがある。俺のこだわりはエロいことなら警察に捕まるいがいならなんだってやりたくなるこだわりだ」
「胸を張っていうことか?」
石川が胸を張っているものだから尋ねる。
「とにかくだ。こだわりがあるもんなんだ。そして今回この季節に最適なこだわりをもつ人間がいる」
「その人間とは――」
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