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僕は飛びけりをされた右頬を押さえながら、その綺麗な黒髪が肩までかかっている女の子に言う。
「な、なんだ? 女の子がテレビからでてきた!」
もうこれは夢でしかない。僕はむりやりそう確信した。
そう! これから温泉に行こう! そしてお姉さんの肩を流そう。そして『おっと、手がすべった』なんて言って女性の大事なところをいじろうじゃないか。
「孝之君、あなた今の状況をあまり分かっていないの?」
「いや、俺的にはしっかり把握しているつもりだ。朝起きたら体が女になっていて、テレビから出てきた女が俺にとび蹴りをくらわせて、あら痛いな状況で・・・っていうか、あんた誰?」
「なんとなくは分かっているようね」
女の子は安心したように言った。
「そう、これが夢だってことも、しっかり分かっている。だからこんなことをしても許されるはず!」
俺は女の子に迫る。
「キャッ! なにするの? ちょっと胸を触らないでよ! エッチ!」
と顔を赤らめた女の子の細い腕が俺の膨らんだ胸に伸びて、
「痛い痛い! 乳首をひっぱらないで! 取れちゃう! 本当に取れちゃう! 分かった! 分かったから2度と体には触らないって誓うから、誓うから! 本当にはなして!」
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