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そこには2、3日の時間を経てようやくたどり着いた。
たかがあのような理由だけで知らない地に降り立ったのだから、特別準備があったわけでない。この時ばかりは、自分に酷く感動した。
そこは、小さな村を抜けたところらしかった。
異国の人…少数民族となれば、そこに行かせてくれるのだろうかと不安がよぎった。
しかし、その様な心配は無用だった。手入れが何十年何百年と全く手入れがされてない家と、風に揺らされて葉が落ちることがない木々が証明していた。
今度は違う不安がよぎったが迷わず進んだ。
ここを抜けたらあの場所があるばすだと自分に言い聞かせて。
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