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要は少々呆気に取られたがすぐに我を取り戻し自分の仕事を進めていった。
日が落ち始め辺りが暗くなってきた頃、要と心結が仕事を終えオフィスを出ると一人の男が目に入ってきた。
「よっ、お疲れ。」
「ああ、お疲れ様。」
男は要が返事を返し切る前にすぐ後ろにいる心結に顔を向けた。
「初めまして。俺、斐川 浩輔って言うの。よろしく。」
斐川と名乗った男は爽やかな笑顔で心結に自己紹介をして握手をするなり要の肩に腕を回した。
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