THE END OF WORLD

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蒸し暑く熱気がこもる街の中心。 早良 要は夜空を見上げながら帰宅ラッシュの人込みの中にいた。 「ふぅ…。」 要は深くため息をつき前へ顔を向き直し歩き始めた。 人込みの濁流の中を肩がぶつからないように歩くのは容易ではないがそれでも注意深く歩いた。 朝起きて会社へ行き自分がやるべき仕事を勤務時間内に終え帰宅して寝る。 それが彼の一日の全てだった。 そして彼は今の自分の現状に嫌気がさしていた。
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