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家を出て10分くらい歩いたところに少し広い十字路がある。
そこでにこにこしながらこちらを見ているアホが一人…
「おはよう千鶴さんっ」
「おはよう」
「…おーい、俺にあいさつは?」
「あっ、飛鳥いたんだ。ごめんね、気付かなかったよ」
「誰かー、こいつ殺してくれー」
もちろん気付かないなんてのは嘘で、俺をガン見しながら千鶴に挨拶しやがった。
このクソッタレの名前は伊集院 守(イジュウイン マモル)だ。
小学校4年生のときに同じクラスに転校してきて、それからは…まあ、仲良くしてる。
家は相当な金持ちらしいが、こいつはそれをよく思ってないらしい。
なんでかっていうと…それはまた今度。
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