SCHOOL 2

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────Side恭弥────── 智樹が去ったあと、生徒会室にもどった 「ん?奨はどこだ?」 中にいたのはお菓子をリスみたいに頬張る紅葉だけだった 「キョウちゃんのあと出ていったよ~」 相変わらず気配のないやつだ 「お前は智樹のことどう思う?」 「う~?それは、どういう意味で?」 「キィとの関係だ」 「さっき言った通りだよ。キィ自身……それか、幹部クラスだね」 「確かなことか?」 「ぜんぜーん!ただの勘だよ♪焦っちゃダメだよ?」 「焦る?この俺様が?」 「智ちゃんは智ちゃんだし、キィだとしてもすぐに手に入るとは限らないからね」 「そんなこと……わかってる」 俺はあいつには慎重すぎるくらいに慎重だ 自分が一番ビックリしているくらいに……な ガチャッと音がして、奨が入ってきた 俺と目が合ったら、ニコッと笑ったのがなぜか無性にムカついた 何でだ? 「奨……。お前は智樹のことどう思う?」 「えっと……それはどういう意味で?」 こいつら……なんで2人そろって同じことを……? 「それは会長がいつも」 「下半身発情期だからでしょ?」 振り返ると、いつの間にか来ていた双子が同じニヤニヤした笑顔をみせていた とりあえず一発殴る 「「……~っ!いったいなぁ!!」」 「自分の発言を思い出せ」 「真実なのにぃ」 「自覚なしだぁ」 「……」 もう一発殴ろうとしたが……話が進まないのでやめておこう そういえば、さっき心を読まれなかったか? いや、忘れよう 「奨……お前の意見を聞かせろ」 「……はい。私も紅葉と同意見ですね」 「そうか」 「それより、気になることが…」 「何だ?」 「紅蓮は共通のブレスレットをしていることはご存知ですか?」 「知ってる!」 「知ってる~」 「知ってるよ♪」 上から陸、海、紅葉 どっかに行ってくれないか?
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