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「嫌いにならないでぇ!!」
勢い余って抱きついたら、簡単に受けとめられた
なんかショックだぞ!?
「へ?な、何の話かな?」
「だって、名前で呼んでくれないし……」
「うーん…僕はねぇ、ボスって言うのに慣れてるからさ」
「だよな…」
「でも、ボスからのお願いだからさ」
「無理しなくていいんだよ?」
「へへっ、無理なんかしてないよ♪名前呼びにしてもいいのかな?」
「もちろんっ!」
「じゃあ……智樹」
「おう!」
「これからもよろしくね」
「おうっ!」
「じゃ、一緒にドッジボールやろ」
「そうだな!一緒にドッジボール………って、何でドッジボール!?」
そうだよ!
智ちゃんはバスケのはずだよね?
「あ、そういえば智樹は知らなかったよねぇ」
そう言うとセイは軽くコホン、と咳払いをした
「説明しよう!ここ、風鈴学園はクラスマッチの対戦相手を決めるためにドッジボールで戦うのだ!!」
めんどくさっ!
先に決めとけよ!!
「ふふっ、めんどくさいよねぇ。あのバ会長もバスケやるみたいだし、どっか消えればいいのに」
「え?あのバ会長いるの?」
「そうそう。生徒会は生徒会だけでチーム作るからバスケが人数的にいいんだって」
「へぇ」
「おい」
いきなり間に割り込むように聞こえた声はもちろんセイじゃない
つまりは……
「「あ、バ会長」」
「誰がバ会長だ。ハモるな!」
「すいませーん。つい本音が……。僕って正直だから」
セイは挑発的な微笑みを顔に浮かべてバ会長を見上げる
「……おれを怒らせたいのか?」
「いいえ、あなた程度をわざわざ僕が怒らせるわけないじゃないですかぁ」
「…………絶対負かしてやる」
「ははっ、子供だなぁ」
バ会長……恭弥が言った言葉に笑うと恭弥はこっちを見た
「ガキのお前に言われたくねぇよ」
「なっ…!誰がガキだ!」
「どっからどう見てもガキだろ?」
「俺がガキならお前なんかクソガキだ!!絶対に負かしてやるから覚悟しとけよっ!」
勢いよく指さすと、セイが笑っていた
え?何で?
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