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布団をとると、そこには女の子が寝ていた。
女の子と言っても、俺と同じくらいの女の子だけどな。
「クックックッ、驚いたか?」
扉のところには潤が立っていて、俺のことを見て笑っていた。
「潤……まさかとは思うけど…」
「そのまさかだと思うぜ」
「何故ここにいる?」
「俺は隣に引っ越してきたけど、コイツはここに住むみたいだぜ」
「へぇ~………………はあぁぁぁ!?どういうことだよ!?」
「さぁね。本人に聞いてみれば?」
「うぅ~ん…」
「おっ、お姫さまも起きたみたいだし、俺は退散するか」
「あっ、おいっ、ちょっと待て!」
俺の言葉を聞かずに、潤は帰っていってしまった。
「ん~……おはよう……潤…」
寝ぼけているのか、俺を潤と間違えている。
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