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「お、おはよう…」
「ふあぁぁ、お休み~…」
「あぁ、お休み………って、待てぇ!」
俺は女の子の肩を掴んだ。
「な~に、潤…。私には拓斗というフィアンセがいるのに…」
「俺が拓斗だよ!」
「ふぇ…………………あ、あぁ、ああぁぁああぁあ!!」
煩いな。
「拓斗~!会いたかったよ~!」
寝ぼけてたはずなのに、いきなり抱きついてきた。
「わっ、わわわっ」
俺は耐えきれず、後ろに倒れて思い切り頭を床に打つ。
「痛っ…」
「ふにゅう……拓斗だぁ♪」
女の子は俺に馬乗りになりながら、俺の胸に頬擦りをしている。くすぐったいな。
しかし、ずっとこうしているわけにもいかないので、女の子を俺の上からどかす。
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