1328人が本棚に入れています
本棚に追加
/184ページ
「始業式をサボって何をしてたんだ?」
先生、目が笑ってないよ…。
「あ~、えっと、屋上で先生のこと考えてました」
うはっ、絶対あり得ないこと言っちゃったよ。
「何!?ついに、私とヤる気になったのか!?」
『や』が違う!
俺が返答に困っていると、先生はどんどん近づいてくる。
「拓斗がシたいなら今でもいいぞ」
「馬鹿なこと言わないで下さい!」
どうしたものか…。
仕方ない。俺は最終手段を使うことにした。
それは
「仁美、愛してる」
「ほぇぇっ!?」
よしっ、動きが止まった。
今の内に帰ろう。
顔を赤くして固まっている仁美先生を教室に残し、俺は家へと帰っていった。
最初のコメントを投稿しよう!