47人が本棚に入れています
本棚に追加
鞄を背負い、山奥の小中学校に向かう青木。
一、媛、洋子、そして朝出会った恵も同じく、山奥の学校へ向かう。
「よう、貧乏野郎!」
「昨日天気すごかったね。連絡届いて良かったよ」
「あけまして、かんばんわ……」
「あ、おはよう」
返事をする青木。
登っていると、港、海岸、民家が見えてくる。
それほど高いところに学校は建っている。
「……ん」
ふと港を見ていたら、人物らしき影を見つけた。
「……あれ?」
その人物を見て、青木は足を止めた。
「見覚えある?」
そう思ったが、遠い距離で特徴をとらえられるはずがない。
最初のコメントを投稿しよう!