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放課後、青木は港に向かった。
朝、港で見かけた人物を探している。
しかし、見つからない。
というよりもあんな遠くから見た人影を探すのは困難に近い。
「長期間、同じ所にいないだろう」
そう思いながら、自宅に帰ろうとする。
その前に、青木はもう一度海を見た。
綺麗だった。
だが何か違和感を感じ取った。
それから学校が休日になるまで、海岸には青木が見覚えある人物らしき影が現れていた。
しかも、青木が学校に向かう最中である。
当たり前のようだが、放課後は誰もいない。
授業がない週末。
青木はそれを機に港を歩いた。
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