47人が本棚に入れています
本棚に追加
海を見ていたり、恵と話したり(一方的だが)して、港を歩いていた。
しかし、あの人物らしき影は見当たらない。
「単なる目の錯覚かな……」
そう呟いていた最中。
「あの……」
女性の声がした。
青木は振り向いた。
「お……青木君……ですか?」
そこには、青木と同い年に見える少女の姿。
青木は、彼女の声、姿に驚いていた。
一回頬をつねってみる。
一回顔を両手で叩いてみる。
痛い。
当たり前だが、それがわかった瞬間、青木は彼女の顔を見る。
最初のコメントを投稿しよう!