Ⅰ. 荒波が知らせた出会い

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海から現れたもの。 それは6,7mぐらいの巨人の姿。 もとい、ロボットと呼ぶのかもしれない。 全身金属特有の輝きを放つ、美しい曲線のフォルム。 激しさと、神秘さ溢れる美術品の様。 青木は今まで、人型のロボットをその目で見ていないため、呆気にとられた。 「乗って……」 「え……?」 つばめの突然の発言に驚いた青木。 「の、乗って!?」 慌てる青木。 一方のつばめは無表情になっていた。涙を流していた事が嘘のようである。 「私が教えてあげるから」 「じゃあ君が乗れば……」 「私は指揮をしているの」 「え……?」 彼女のセリフに驚く青木。
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