Ⅰ. 荒波が知らせた出会い

15/26
前へ
/321ページ
次へ
「ねぇ……」 「何……?」 青木はつばめに訊いた。 「君はつばめなのか……」 「……」 何も答えない。 爆発音は次第に激しさを増していた。 それに驚く青木。 「これ以上……」 空に浮く人影を睨みつける。 「島を燃やされてたまるか!!」 青木は、つばめが呼んだインタフェースと呼ばれている巨人を見る。 「戦うのね」 「俺が育った島だ!」 「……インタフェースは自分の意志で動かせる」 間を置いて、つばめが告げる。 「触れれば、自然に同化する」 「わかった!」 つばめが告げた通り、目の前のインタフェースに触れる。
/321ページ

最初のコメントを投稿しよう!

47人が本棚に入れています
本棚に追加