Ⅰ. 荒波が知らせた出会い

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インタフェース自体に傷はなく、おそらく影響はない。 「く……話ぐらい……」 愚痴を漏らすが、つばめの声が横やりを入れる。 ‐話す余裕があるなら攻撃して!‐ そう言われた青木は今の状況を知る。 スクリーンのようなモノが映し出す島の荒れ果てた姿。 島が駄目になる。 そう感じ取った青木。 「……わかった!」 やむを得ず青木は念じた。 すると、青木と同化したインタフェースは、煙一つ立てることなく、ぎこちなく空を飛んだ。
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