Ⅰ. 荒波が知らせた出会い

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動揺していて、右も左もわからない青木。 そのスキを狙うように、他の柄も形も違うインタフェースが銃のようなモノを構え、青木と同化したインタフェースにその銃口向ける。 「やられる」 間違い無く死ぬと思った青木。 しかし銃声が響くと同時に、銃口を向けたインタフェース達が次々に態勢を崩し、紫の液体になって消えてゆく。 ‐Κι!‐ 残されたインタフェースは、また英語かどうかわからない言葉を放ち、青木と同化したインタフェースの胴体を殴り始める。 「うわぁ!」 青木は声をあげる。 同時に腹部に痛みが生じた。 「な……何だ……?」 敵は減ったが、どう対処した方がいいのか解らない。 焦りが青木を支配する。
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