Ⅰ. 荒波が知らせた出会い

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「それに……」 「それに……?」 アイシャは言うのをためらっていた。 青木はそれを聞こうとする。 アイシャはまだ躊躇っている。 その時、揺れが生じた。 その揺れに慌てる青木に、警戒するアイシャ。 「……何だ!?」 「敵襲か!!」 その後、つばめの音声が響く。 ‐総員、戦闘態勢準備、戦闘態勢準備。繰り返します……‐ 「どうやら、敵の攻撃だな。同化して迎え撃つ」 アイシャはつばめの音声を聞き入れ、青木が同化していたインタフェースとは別の赤いインタフェースに手をふれる。 青木は行動が出来なかった。 「どうした?」 「どうして、戦えるのか……」 青木はつばめの発言と現在の状況により、行動に支障が来していた。
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